グローバル変数とローカル変数
変数 は、プログラム中の値を記憶するために使用するものでした。
変数には 型 があり、用途に応じて整数型の int
や実数型の float
、文字列型のString
など様々な型がありました。
変数を使用するためには、はじめに 宣言 を行います。 宣言した変数には 代入 をすることができます。 宣言と代入を同時に行う 初期化 の構文もあります。
int a; // 整数型の変数 a を作成しろ
a = 123; // 変数 a に 整数123 を代入しろ
float b = 4.56; // 実数型の変数 b を作成して、 実数4.56 で初期化しろ
変数には グローバル変数 と ローカル変数 の 2 種類があります。 ローカル変数は、スコープ内でのみアクセス(代入と参照)可能な変数で、関数内や for 文、if 文などの中での状態を記憶するために使用されます。 グローバル変数は、プログラム全体からアクセス可能な変数で、プログラム全体の状態を記憶するために使用されます。 グローバル変数とローカル変数を適切に使い分けることで、プログラムのミスを減らすことができるでしょう。 アニメーションやユーザーインタラクションの状態管理にはグローバル変数を使い、それ以外にはローカル変数を使うのが基本です。
以下のように、アクティブモードにおいて関数の外に宣言されているものがグローバル変数、それ以外がローカル変数になります。
int a = 123; // aはグローバル変数
void setup() {
noLoop();
float b = 4.56; // bはローカル変数
println(a, b);
}
void draw() {
float b = 3.14; // bはローカル変数
for (int i = 0; i < 10; ++i) { // iはローカル変数
String s = "value: "; // sはローカル変数
println(s + (a * i + b));
}
}